SSブログ

ケヤキは磨くと光沢が出ます こんな風に♪ [木材の話]

ネット等でのケヤキの性質に関する情報には、「著しい光沢が得られる」「すばらしい光沢が出せる」と表記されておりますが、では具体的にどの程度の光沢なのか?一目瞭然な画像が無いものです。

時間があったので、磨き上げるだけでどの程度の光沢が出せるのか撮影したのでアップします。ワード検索等でアクセスして下さった方の参考になれば幸いです。

P1000876.JPG

P1000877.jpg

この画像はケヤキの端材です。無加工状態です。樹齢60年程度の東京産。特にふつうなケヤキです。


P1000878.jpg

紙やすりの80番から開始します。この画像では320番程度まで処理した状態。光沢はありませんが、表面の凸凹はなくなりスベスベな状態です。白いのは削った木の粉が原因です。

P1000879.jpg

2000番まできました。今日はここで終わりにしました。いかがでしょうか?鏡ほどには鮮明ではないですが、ぼやけてはいますが鏡面状態です。手前に置いた工具がケヤキの表面に映りこんでいます。磨いただけでここまで光沢を出せる木はあまりありません。ケヤキはやはりスゴイです。

P1000882.jpg

ニスやクリアーを吹き付けなくても、ここまでの光沢は得られます。「著しい光沢を得られる」との表現は大げさではありませんね。

ただし、ここまで磨き上げても水などが表面に付着すると光沢がある程度低下してしまいます。それを避けるためにクリアー塗料を吹き付ける必要があります。もしくは定期的に細目のペーパーで光沢を回復させるのもアリです。

※年輪面(木口方向)の光沢は、より素晴らしく仕上がります。

なにげにアクセス数の多いページとなったので追記します。

P1000901.jpg

参考までに、ここまでの加工プラス、ウレタンクリアーペイントをエアブラシで行いました。
ここまで来るとある意味不自然な仕上がりですが、ツヤと反射は相当なモノになります。手前の紙ヤスリの数字がはっきりと反射して映りこんでいますね。好き好きだとは思いますが、ここまで来ると温かみが無くなってしまいますね。

今日はここまで。

それでは。

pinokio_rogo.gif


共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。